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コラム

神経幹細胞移植がアルツハイマー病の改善・緩和に効果ありという論文がサイエンティフィック・リポーツに掲載

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アメリカのメリーランド州に本社・拠点を置くバイオ医薬品メーカー・ニューラルステムが、マウスによる実験において、ヒト神経幹細胞がアルツハイマー病を緩和し、認知症状を改善させたという論文を発表。

その論文がイギリスの科学誌、「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載されました。

サイエンティフィック・リポーツとは

自然科学(生物学、化学、物理学、地球科学)と臨床科学のあらゆる領域を対象とたイギリスの学際的電子ジャーナル。主に一次研究論文を扱う。

WEB SITE:Scientific Reports

アルツハイマー遺伝子を有するマウスに神経幹細胞株を移植して実験

ヒト神経幹細胞のアルツハイマー病に関する実験

今回のアルツハイマー病改善を確かめるマウス実験で使用されたヒト神経幹細胞は、ニューラルステム社が独自に開発した「NSI-532.IGF1」というヒト神経幹細胞。

エバフェルドマン博士(ミシガン大学神経科研究発見プログラムディレクター兼同大ALSセンター・オブ・エクセレンスリサーチディレクター)率いるチームによって実施されました。

ニューラルステム社とは

アメリカ・メリーランド州・ジャーマンタウンを拠点とするバイオ医薬品会社。
神経疾患向けの新規治療の開発を専門にしており、開発のリード項目は以下の2つである。

①脳卒中・筋萎縮性側索硬化症 (ALS)・慢性脊髄損傷 (cSCI) に起因する麻痺の治療などに使用する「NSI-566」
②大うつ病性障害 (MDD) 、アンジェルマン症候群、放射線照射によって誘発される認知機能障害などに使用する「NSI-189」

コーポレートサイト:Neuralstem Inc.

アルツハイマー改善に関する実験方法と結果

マウスの海馬に隣接してヒト神経細胞をうえて実験

人がアルツハイマーの発症に関わる遺伝子を有するマウスに、ヒト神経幹細胞のNSI-532.IGF1を脳内の海馬に隣接移植。

マウスの「認知能力」と人がアルツハイマーを発症した時の特徴的病理、「Aβプラーク」について調査。

ポイント

海馬は、脳の中でも人の記憶形成において重要な部分とされています。

Aβプラークとは

アミロイドβ

出典元:SHINYO/ 行動化学的ヒント

人は、記憶障害や老いてくると、脳が萎縮したりシミのようなもの(老人斑)ができます。

アルツハイマー型認知症を患っている方は、この老人斑が顕著に現れているとされ、Aβ(アミロイドベータ)は、アルツハイマー型認知症の特徴である、脳の老人班の大部分を構成するタンパク質なのです。

Aβ(アミロイドベータ)は斑点状に現れたり集合体になっていることから、Aβ(アミロイドベータ)プラークと呼ばれます。

実験結果

ヒト神経幹細胞を移植していないマウスと比べ、以下のような結果になりました。

  • 認知能力の改善がみられた
  • Aβプラークによる病気発症の減少を示した

ヒト神経幹細胞がアルツハイマーに効果を発揮した結果をうけての専門家コメント

神経幹細胞がアルツハイマーに効果があるとあり、専門家がコメント

ヒト神経幹細胞がアルツハイマー改善に効果を発揮するという実験結果を受け、世界的なプレスリリースサイト・グローブニューズワイヤー(GNW)に2人の専門家がコメントしています。

実用家するにはもう少し試験の積み重ねや時間が必要となるでしょうが、今後、アルツハイマー治療にますます期待がもてそうです。

カール・ヨーヘ博士(Karl Johe, PhD)/ ニューラルステムの最高科学責任者
当社のリード幹細胞療法候補である、臨床開発中のNSI-566は、脳卒中、脊髄損傷、およびALSの3つの異なる適応症で、運動障害の治療に有望であることが判明しています。
NSI-532.IGF1は、神経幹細胞と神経保護タンパク質IGF-1とを組み合わせ、ADなどの神経変性疾患を標的とするように設計された、第2世代の細胞療法候補です。
フェルドマン博士の率いるチームによる前臨床試験は、神経幹細胞とIGF-1を組み合わせた特性が、アルツハイマー病に関連する病理と認知障害を緩和する可能性があることを示唆しています。

フェルドマン博士
アルツハイマー病は認知症の主因であり、現在この疾患の経過を大きく変える治療はありません。この実績ある動物モデルにおけるヒト神経幹細胞では、有望な結果が見られました。
ニューラルステムとのこの協力を継続していけることを楽しみにしています。

引用元:ニューラルステム、アルツハイマー病のマウスモデルにおける神経幹細胞 (nsc) 移植の効果を示す研究の公表を発表

神経幹細胞は化粧品などに使われる幹細胞とは違う?

細胞

今回、アルツハイマー病の改善に有効に働く可能性を示したのは「神経幹細胞」という幹細胞です。

幹細胞の中にもさまざまな種類があり、多機能な変化を遂げる幹細胞もあれば、目なら目、皮膚なら皮膚にしかなりえない単一機能をもった幹細胞種などもあります。

美容液などに使用されるのは主に、「脂肪幹細胞」という種類です。
比較的、安全に抽出・培養ができ、身体の機能に対して脂肪・皮膚など、多機能に変化を遂げることができます。

つまり、今回のアルツハイマーに効果が期待できる幹細胞と美容液などに使用される幹細胞は、同じ幹細胞と言えど、若干の違いがあるのです。

化粧品などに使用される、私たちにも比較的身近なヒト幹細胞については以下の関連記事で詳しく解説しているのでご覧ください。

関連記事

苦戦していた治療にも期待を感じさせるヒト幹細胞

ヒト幹細胞は、もともと再生医療から生まれたものでしたが、今回のアルツハイマー病への有効性など、今後ますます医療現場での活躍が期待されます。

もちろん、美容業界でも大注目もヒト幹細胞・ヒト幹細胞培養液!

今後、どういった効果をもたらす商品や使用法が登場するのか楽しみですね。

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